今日は以前エントリーした「写真の見方というか、読み方というか。。。 」の続きです。
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(3)ライティング
写真集や雑誌に載っている写真を見るときアングル、フレーミングは見たとおりなので比較的把握しやすいですが、ライティングに関しては、目の前にある写真の中から詳細を読み取るのはなかなか難しいですね。
が、そうも言ってられないので(笑)簡単なポイントだけピックアップしてみましょう。
左の写真は昨日エントリーした#15++に載せた一枚です。昨日は矢印を入れて光の方向を示しておきましたが、今日はライティングを読むにあたり着目する箇所をアルファベットで記載しています。
- まずどこから光があたっているか見てみましょう
- 影になるところなのになぜか明るい、なぜ?
最初に影を見ます(A)通常明るいところに目が行きますが、影が出ているところを探すとその逆側から光があたっているということがわかるので、簡単に光の在りかがわかります。また、影の長さで光源の高さ、影のエッジで硬い光かやわらかい光かわかるのでライティングを把握しやすくなります。したがって A に影が出ていると言うことは B から光があたっているということです。仮に、影が2つ出ているとしたら、二箇所から光があたっているということになります。
左の写真は背景まで写っている(引き気味の)写真なので光の方向がつかみやすいですが、もっと寄った写真(周辺をフレームアウトした写真)になってくるとなかなかわかりづらくなってきます。
本来 C は影になる場所なのに写真上では暗く写っていません。ということは、なにかやっているということです。もしくは右側にも窓があるとか。。。
昨日のエントリーを読まれている方は右に白いレフ板があるということをご存知ですので「ふ~ん」だと思いますが、何も情報のない写真を見るときには「どうしてかな?」と思うことが重要です。
「きれいだなぁ~」と感じた写真はアングル、フレーミングもさることながらライティングがきれいな写真です。写真集、ポスター、雑誌などなど参考になるものは身の回りに溢れていますので影がどこに出いているかじっくり見てみましょう。
それらを写真的な目で見ていると、それぞれの被写体に対してある程度ライティング法が決まっていることに気づくと思います(誰が決めたわけでもなく、人・モノが美しく見えるライティングというものがあるということです)
そして、自分自身で同じような被写体を撮るときには同じような光があたっている場所に同じような影が出るように撮ればイケてる写真が撮れます。。。撮れるかも(笑)
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