*** グラスやビンもの、透明感のあるものは背景が明るいところで ***

ちょい逆光っぽい場所で

ビーチリゾートへ行くと、白い砂浜・青い海・テーブルの上には汗をかいたカクテルが。。。なんて、よくあるシチュエーションですが、グラスやビンの透明感を出すときには背景が明るくなるような場所で撮影します。
左の写真はビンが置かれている場所は室内なので暗いのですが、背景に屋外の明るいところを持ってきているのでビンの色がつぶれずに描写されています。

こういった撮り方をする場合に注意することは、背景すべてを白っぽくしてしまわないことです。
背景のほとんどが白になってしまうと逆光で撮影しているのと同じことになってしまうので、画質の低下をまねきます。部分的に明るく、部分的に程よい暗さの背景を選ぶことで逆光になりそうでならない、なおかつ透明感のなかにも微妙なトーンを作り上げることができ、それがビンやグラスの丸さ、また水滴のシズル感をより一層引き立ててくれます。

半逆光っぽい場合

この場合、背景は中間色ですが、半逆光っぽいダイレクトな光があたっているため、光がある方向(太陽がある方向)とは逆の側面にハイライトが入り、ベタッとした写真になりません。もうすこし凝る場合は、ボトルの後ろ側に細い白い紙を立てて(ボトルの陰に隠れるように立てて)ボトルの中だけもう少し明るくなるように細工することもあります。(リゾートではそんなことはやりませんが(笑))

下から光を当てる

【オマケ】
黒い紙や濃い色のテーブルの上でグラスなどを撮影する場合、グラスの底より小さめの穴を開け下から光を当てて中を明るくしたりします。横から撮る場合などはあまり効果が期待できませんが、上から撮影するときなどには有効な方法です。

グラスやビンなど透明感のあるものを窓際に持っていっていろいろな角度からよーく観察して、きれいだなと思ったところでカメラを手に取りシャッターを押してみてください。きれいな写真が撮れたなら、それとおなじことを実行すれば、いつでもどこでもリゾートでもきれいな写真が撮れるはずです。。。だと思います(^^;)。。。え?そうはいかないって(笑)