二年間にわたってブログに掲載した自作スタイラスの記事一覧



先日、私の自作スタイラスは【最終局】を迎え「type 5 にて投了もやむなし」という局面になっていましたが、が、、、数日前わがココロのふるさとであるホームセンターで携帯用ソケットホルダーを見た途端「詰めろ逃れの詰めろ」を見つけ、ふたたびアルミパイプに手が伸びてしまいました。。。王手 !!

type 6
type 6

写真の右上に写っているものは 6.35mm シャンクのソケットが携帯できるホルダーなのですが、この穴が 7mm のアルミパイプにジャストフィットなんですね。
内側に 7mm のパイプ、その外側に 9mm のパイプを使えば :pa-n: 携帯できるスタイラスが作れるジャ~ン

いままでは中に入れる細いパイプを外側のパイプの中にしまいこんでいましたが、今回は中に入れるパイプを延長し後端から飛び出させ、そこに一本溝を掘ってソケット・ホルダーにピッタリはまるように加工してスタイラスを携帯できるようにしようという作戦です。
ソケット・ホルダーの中にはベアリング用のボールが一個入っていて、パイプに掘った溝にその球がはまると抜けなくなるんです。はずすときは黒い部分を上にスライドさせると球が引っ込んでスポッとパイプが抜け落ちます。

。。。はまるときにカチッ :onpu: とか、カチャッ :onpu: とか、メカっぽい音がするモノに弱い私w

ついでにペン先は衣服やバッグなどと擦れ合っても毛羽立たない金属繊維を採用し、ヘビーデューティー仕様を目指しました。

全体の構造は type 5 とほぼ一緒ですが、金属繊維は後端から突っ込むことができないのでペン先 (金属繊維) の保持や内側にある 7mm のパイプの固定などかなり作業難易度がアップします。

ペン先として金属繊維はどうかというと、静電気除去マット (フェルト) とはまったく違うタッチですが「十分アリ」だと思います。筆圧は静電気除去マットと同程度。

ず~っと同じ部分を使っていてもレスポンスの低下がないのでタッチスクリーンの反応だけを考えるなら静電気除去マットよりも素材的にはいいかもしれません。問題は扱いにくいところなんですよねぇ。

iPad での使用を想定して作ったのでペン先がチョイ大きめですが、「詰めろ逃れの詰めろ」としては手応えバッチリの一手、いいものができたと思います。まだしばらく続きそうですね、自作スタイラス ::-D:


モバペン」なんて相手にならんわい(笑) ウソウソあれはあれでいいですよね。


2010.7.8 追記
iPad は保護フィルムを貼って使用しています。金属繊維と言っても固さというか腰の強さを除けばフツーの繊維と変わりませんので保護フィルム上に傷はつきません。そもそも表面を擦るというような筆圧は必要ないのでティッシュなどで表面の汚れを拭き取るよりずっとやさしいです。
重要なのはペン先の作り方。剛性と柔らかさをどうやって共存させるか、、、

2010.7.12 追記
新たにちょっと大きめだった金属繊維のペン先を縮小化し、外側の金属をアルミパイプからステンレスに変更、携帯用ソケットホルダーでの携帯性をより高めるためにペン軸をショート化したものを作りました。

» iPad用自作スタイラス(タッチペン) 【詰めろ二手目、王手ステンレス取りw】