二年間にわたってブログに掲載した自作スタイラスの記事一覧
KOH-I-NOOR 社が作っている 5.6mm グラファイト芯用の芯ホルダーを iPad 用スタイラスにしてみました。ちなみに KOH-I-NOOR (コヒノールもしくはコイノア) とは、200 年以上の歴史を持ったチェコの名門ステーショナリーブランドです。
» Koh-i-noor Hardtmuth - Introduction
グラファイト芯の代わりにてるてる坊主のような形状した金属繊維を先端にくわえ込ませ iPad のタッチスクリーンが反応するスタイラスにしてしまおうという至って容易な作戦だったのですが、これが予想を上回る出来で正直ビックリ。
いままで 30 本以上いろいろなスタイラスを自作してきましたが、いったい何だったんだろうかという感じです。
いいところばかりで悪いところがひとつもないんですよねぇ。
ざっと「いいところ」をあげてみると
- スタイラスを作るにあたって私がこれまで行ってきた難易度の高い製作過程は全く必要ない 要するに材料さえあれば誰でも作れる。それも短時間で !!(導電スポンジを芯ホルダーにくわえ込ますという簡単自作スタイラスがあるのは知っていたが、私自身「スポンジ」と言う素材にはまったく興味が湧かないのでスルーしていました)
- そもそも筆記用具なので握りやすくバランスがよい。
- KOH-I-NOOR の 5.6mm 芯ホルダーはいくつか種類 (デザイン、材質、長さなど) があってダサダサなデザインじゃない。チェコ製というところがなんともココロをくすぐりますなぁ(チェコ国内で作っているとは限りませんが)
- 値段が手頃である。上に写っている芯ホルダーは東急ハンズで 840 円。金属バレル (軸部分が金属) ものが通販で 1,500 円前後。
なかにはこんなマーブル柄の金属バレルもあります。
» 楽天市場: イーオフィス「KOH-I-NOOR マーブル柄 5.6mm 芯ホルダー」
» 楽天市場: PRODECO「KOH-I-NOOR マーブル柄 5.6mm 芯ホルダー」 - 購入したのは軸部分がプラスチックなので導電性テープを貼ったが、金属バレルものならその必要はない、、、と思う。 ん、待てよ、表面が塗装されているからやっぱり導電性テープを貼った方がレスポンスはアップするかな、、、ん~、わかんない
実は東急ハンズでも金属バレルのやつが売っていたのですが、試しにやってみるわけだし、内部構造は一緒なので安いほうを買ったんです - 内部にグラファイト芯を入れておけばイザというとき鉛筆としても使える。。。本来はデッサン用の鉛筆です。
- 分解してみるとわかるが一生モノのような作りである。
- 「金属繊維てるてる坊主」が大きくても小さくても対応できる。ということは、てるてる坊主を作るときに精度を必要としない = 誰でも作れる。
- まだやってはいないが、「金属繊維てるてる坊主」の作り方を工夫すれば、先端にくわえ込ます深さによってひとつの「金属繊維てるてる坊主」でペン先を大きくしたり小さくしたりできそうである = ひとつで iPhone、iPad 双方に最適化可能。
などなど。 ん~、どう考えても欠点は何も出てこないですね。
【結論】 簡単自作スタイラスは
「金属繊維てるてる坊主 + KOH-I-NOOR 5.6mm 芯ホルダー」
がチョーおすすめです。
「金属繊維てるてる坊主」なんて作れないという人は静電気除去マットを丸めてポン付けでもいけますよ。マットをカットして、丸めてポンなので製作時間は30秒未満w
マットが中に入ってしまわないようにじゅうぶん気をつけてくださいね。
。。。本当の終局を迎えたっぽいな、ついに終焉か? My Stylus