FR620、何回か使ってみましたので私になりに感じたことを書いてみたいと思います。

すべて私感ですのでその点ご了承ください。

「走るためのモチベーション」そう言い聞かせてまたひとつ(^_^;)
「走るためのモチベーション」そう言い聞かせてまたひとつ(^_^;)


装着感

610210910 とはバンド (ベルト、以下バンド) を取り付ける部分の本体形状が変わりました。

610は本体自体が湾曲していていますが620はフラット
610は本体自体が湾曲していていますが620はフラット

なにもせず普通に (運動もせず肌が普通に乾いている時に) 手首に巻くと本体が湾曲している分 610 のほうがフィット感があります。620 のほうはグラグラと動いてしまう感じというのでしょうか。
しかし運動し始めると裏蓋と肌のあいだが湿り気をおびてきてズレる感覚が減少してくるのでフィット感うんぬんはたいしたことではなくなってしまいます。
金属で作られた時計などもそうですよね、肌が乾いているときと汗をかいているときとでは全くフィット感が違うというソレと一緒です。

私個人としては、本体の裏もバンドも平面になりテーブルや机の上に平らにして置けるので 620 の仕様のほうが好きです。充電時も置きやすいですし。

620は上に向けて置ける
620は上に向けて置ける

FR620 と充電ケーブルは従来通り磁力でくっつきます。ちなみに同時に発売された FR220 のほうは「カチャ」とはまるタイプのようです。

バンドが変わったので尾錠のピンも変わったあと、バンドが多孔構造となりましたのでとてもしなやかです。
それにともない尾錠のピンが板状のものから棒状のものに変わったのでそのうちいつも使っている穴だけちぎれそうではありますが。。。


軽い!!

文句なしに軽いです。

210(左)と620(右)
210(左)と620(右)

自分が持っているもので一番軽い FR210 よりも 8g 軽く、前モデル FR610 (樹脂裏蓋) の 62g から 18g 軽量化されて 44g となりました。

FR10 のレディス用 (36g) には及びませんが、FR10 メンズの 43g に肉薄する軽さです。

やはり重いより軽いほうがいいですね、同時に見た目も軽くなっていきますが :ase: ガチャポンで出てきそうな時計です。


GPS を拾うまでの時間

自分が持っているどのモデルよりも早いです。


ディスプレイのカラー化

「あれ?色抜けちゃったの?」と思うような彩度がない色です。ディスプレイのヌケの悪さと相まって「今後に期待しますか。。。」です。


Start から Save、Wi-Fi アップロードまで

SaveLap ボタンの長押しではなくタッチスクリーンをタップして行うようになりました。

  1. 右上の Start ボタンを押して計測開始。ディスプレイ中央にアイコンがポップアップするのでわかりやすくなりました。老眼が進んでしまった私、610 の Start と Stop の表示がわかりづらくなってきていましたので大助かり。

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  2. Stop も同様に右上のボタンで。こちらもアイコンがポップアップします。

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  3. Stop ボタンを押してちょっとするとディスプレイに Save と表示されます。タップすると Save です。610 では右下の Lap ボタンを長押しして Save していました。他の 110、210、910XT なども Lap ボタン長押しで Save です。

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  4. セーブ中。。。

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  5. Wi-Fi アップロード可能な場所で Save したので即 Garmin Connect に対してアップロードが開始されます (上部の矢印)

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  6. 右の矢印に緑色のチェックマークが入ってアップロード完了です。

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  7. スマホの Bluetooth を利用したアップロードも同じようなプロセスで行われます。上部に矢印が出るかどうかは確認していません。Wi-Fi、Bluetooth、両方が存在しているときはどっちが先にアップロードを開始するんでしょね。

いやぁ~、楽です。


HRM-Run のベルトは POLAR ものでも使えます

新品のベルトを使うのはもったいないので HRM-Run センサーを POLAR のベルトに取り付けて走ってみましたが、何ら問題なく使えます。

» GarminのHRM(ハートレートモニター)用ソフトストラップがダメになったらPOLARのストラップを買おう


HRM-Run を装着して走った場合 Garmin Connect の追加で表示されるデータ

ダッシュボードの右サイドバー下部に VO2 Max 値 (最大酸素摂取量) が表示されます。ちなみに数値が大きい人ほどエリートです。フル 3 時間切るあたりの方で 54 ぐらい?

VO2 値

ジャック・ダニエルズさんのランニング・フォーミュラを参照*1すると 48 だとフルを 3 時間 17 分ぐらいで走れる人になってしまい、私がそんなタイムで走れるはずもなく、数値はあてになりません*2、たぶん(笑) 表示されている数値マイナス 5~6 あたりが正しい数値なんじゃないかなと思います、自分にあてはめると :ase:

*1 ジャック・ダニエルズさんの数値は VO2 Max にその他の要素も加味した VDOT という数値だそうで VO2 Max と VDOT はまったく同じものというわけではないようです。
*2 Garmin Forum にスレッドがあります。Vo2max accuracy

◆VDOT を算出することができる WEB ページ
» Jack Daniels' Running Calculator | Run SMART Project

さらにタコメーターみたいなグラフの下にある Show Compare をクリックすると自分と同年代の平均値と自分の VO2 MAX 値を比較してくれます。

比較

そこそこ上回っています( ̄^ ̄)v
Nike + と一緒で Garmin Connect もほめ上手路線に転換か? ::-D:

個別アクティビティーのページにはケイデンス (ピッチ)、垂直振動、地面に接している時間がグラフで表示されます (ケイデンスは HRM-Run なしでも計測されていました。別途、Footpod 単体とペアリングすることも可能です)

各種データ

紫色が多い人ほどエリートです。

私の場合、ケイデンスは良さそうですが、垂直振動と地面に接している時間は改善の余地がアリアリですね。

地面に接している時間は、足の裏のどこで着地しているかが大きく関係してくるので改善といってもそう簡単にはいかなそうです。

一般的にカカトから着地すると地面に接している時間が長くなり、つま先から着地すると短くなります。

そのあたりのこと、さらに地面に接している時間が短くなるとどういったアドバンテージが得られるのか「42.195km の科学」を読むとよくわかります。たまたま放映もみていたので興味深く読めました。

Amazon のレビュー でもなかなかいい評価です。

42.195kmの科学  マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」 (角川oneテーマ21)
NHKスペシャル取材班
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まとめ

突然、まとめてしまいますが、610 を使っている方は何ら迷うことなく使えると思います。
正常にシャットダウンされなかったときが一回ありましたが、いまのところ致命的な不具合は発生していません。

最大の欠点は高いわりにディスプレイがジョボく見た目がチープというところでしょうか。
まっ、いいでしょ、それが Garmin だから :ase:

普段もつけるなら Suunto の Ambit2 のほうがカッコイイな。




価格をみるといまのところ個人輸入したほうがいいかもですね。