Agno's RingT

次に行くホテルではパノラマ写真を何点か載せようと思い、イタリアからパノラマ専用の機材を輸入し、パノラマ撮影の練習に励んでいる今日この頃であります。

専用の雲台と高機能な Stitch ソフトのおかげで三脚を使えばどうにかこうにか見られる (もちろん、うまく繋がらないところもある :ase: ) ような感じにはなってきました。

が、しかし、実際三脚を使って撮影してみると、手間が省ける雲台を購入したにもかかわらず、撮影作業はかなり面倒でそこそこ時間が掛かるということもわかりました。

単なるアルミの棒ですが、、、

宿泊している部屋の内部を撮るのなら時間が掛かっても問題ないでしょうが、ちょっとした移動中にパパッと撮りたい時、パブリックスペースで三脚使用が許されない時、はたまた動く人 & モノが多数存在して時間を掛けて撮ることができない時など、手持ちパノラマ撮影をせざるを得ない状況もあり得ます。
そこで、いかにもチープで仰々 (ぎょうぎょう) しくない棒 (一脚、、、のようなもの :ase: ) を自作してみました。

「 これだったら、ちゃんとした一脚のほうがよくね 」 という意見もあるでしょうが、私もそれのほうがずっとイイと思いましたが w、 ネジ穴が JIS の M8 で、一般的なカメラの雲台ネジ 1/4 インチが使えない、もうこれ以上荷物の重量を増やせない (カメラ、レンズ、凧、凧糸、キャッチボールのグローブ & ボールなどリゾートとは無縁のモノたちばかりで、すでに激重)、レンズやら雲台やらソフトやらいろいろ購入したのでもう原資がない :poripori: 、いかにも観光という感じに見せたい、ということでいつもの自作魂を発揮し、得意のアルミを使って約 30 分で完成。その棒を使って撮ったのがこちら。


沖縄美ら海水族館(一番右端のボタンをクリックすることで全画面表示されます)


沖縄サミットの首脳会合会場 :: 万国津梁館

レンズのノーダルポイントにオモリを付けた糸をぶら下げて、垂直軸がずれないように撮影する方法もあるようですが、購入した雲台 (リング) のネジ穴は最初からノーダルポイントに位置するように切られているのでそれを利用してみました。

堀内カラーの水準器はいいと思う

水平軸のほうはストロボなどを付けるアクセサリーシューに水準器を付けて保持しようという作戦です。
実は、上の 「美ら海水族館」 のほうは撮影時に水準器をクルマのなかに忘れちゃって :ase: 、棒の接地部分がずれないように気分だけ水平になって撮ったもの。よくやってしまうんですわ、そういうことσ(^^;) もっとも、館内が暗かったので水準器が付いていても見えなかったかもしれませんが。

棒同士はハマっているだけ

あと、天 と 地 を撮る必要がある時は、アルミの棒を一段目で分割し (抜き取り)、棒を短くして撮影するか、ねじ込んである棒をはずして撮影すればいいので、回りに人がいても迷惑にならないように使えました。


まぁ、棒自体に堅牢な剛性感は無いので、レンズのノーダルポイントができるだけずれないようにするだけの気休め的な棒ですが、でくの坊よりはきっと役に立つことでしょう (笑)