きのうに引き続きイカがらみです、、、そうでもなイカな(笑)
昼間、干されたコレステロールを実体で見てしまったその日の深夜、泊まった旅館の窓から表を見たらイカ釣り漁船のいさり火があまりにも明るかったので試しに長時間露光してみました。
長時間露光というのはその名のとおり長い時間露光する撮影方法です。
(長時間シャッターを開けっ放しにしておく撮影方法です)
普通、ストロボ内蔵のカメラの場合暗いところではストロボ(フラッシュ)が光ってしまいますが、自動的に光ってしまうストロボを強制的に発光禁止にして、その場の光を時間を掛けてカメラ内に取り込みます。
時間が何秒も掛かりますので当然露光中はカメラを動かしてはいけません。
通常、三脚にカメラを固定して撮影するのですが
三脚が無いときなどはそのへんの平らなところに置けば撮影可能です。
レンズが撮りたい方向を向かないときはレンズの下にハンカチとかタオルとか
これまたそのへんのものをかませて(下に敷いて)強引に撮影します。
ちなみに上の写真もカメラをそのまま置いてしまうとレンズが下を向きすぎてしまうため
ハンカチをレンズの先端下に敷いて撮影しています。
ここでのポイントはカメラのシャッターを指で押そうとすると押す瞬間にカメラが微妙にずれてしまったりするので、セルフタイマーの機能を利用し撮影開始から終了までカメラに触れないようにして撮影します。セルフタイマーというのは、撮影者も写りたいときに利用するアレであります
あと、ガラス越しに撮る場合はできるだけカメラをガラスに密着させること。
完全にガラスに密着していれば部屋の電気を消す必要はありませんが、ガラスに対してレンズが斜めに向いている場合は部屋の電気を点けたままにしておくとガラスに照明や部屋の中が写り込んでしまうので完全に消灯してしまったほうが失敗がありません。
部屋の中の電気を消したからといってまだ安心してはいけません。
窓際にはたいてい白いカーテンが掛かっていますが(旅館などの場合は障子など)、そのカーテンが表から入ってくる光を受けガラスに写り込むことでなんとなく白っぽい写真になってしまうときがありますので注意しましょう。
また、撮影者自身が白いTシャツなど着ていると自分が映り込んで自爆する場合がありますのでこれまた注意が必要です。
さらに(しつこい?でもしょうがない )コンパクトデジタルカメラでボディの色がシルバーだったり白だったりするとカメラ自体がガラスに映り込んでしまうこともあります。そういう点ではボディが黒くて、レンズがボディと同一面にない一眼デジタルの方が断然撮りやすいです。
ちなみにガラス越しに撮らなければ上記のような事象は起きません(笑)
長時間露光ができるカメラの場合はその方法が取説に載っていると思います。
もちろんセルフタイマーに関しても載っていると思います。
露出・その他
- 写真のほとんどの部分が黒っぽく写るような夜景撮影の場合、カメラ内蔵の露出計は正確な値をはじき出せませんので何枚か露出を変えて撮影しヒストグラムで確認するといいでしょう。なおヒストグラムについては以前に投稿しました
- デジタルカメラのヒストグラム
を参照してください。
- 感度を低く設定していると露光時間が掛かりますのでブレる可能性が高くなります。適度に高感度にしましょう。むやみに高感度にすると画質が低下します。
- 撮影後はカメラのモニターで部分拡大してブレていないか確認しましょう。家に戻ってPCの大画面で見たらブレブレだったっていうことは良くあることです
余裕があったらホワイトバランスをわざと崩してみてもおもしろいです。
ひさびさの、ホントひさびさの写真ネタでした