先日、Fenix 3 HR (光学式心拍計内蔵モデル) の発表と同じタイミングで Fenix 3 の本体ソフトウェアが 6.50 にアップデートされ、ベータ版のほうは早々に 6.52 へとアップデートが進んでいます。
そのベータ版 SW6.52 のアップデート内容のなかに Added Intensity Minutes widget (Intensity Minutes ウィジェットの追加) という項目があるのですが、それがどういったものなのかよくわからなかったので調べてみました。
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version 6.52 Beta の Change History には
Added Intensity Minutes widget (Settings > Widgets). Note: requires a connection to a Heart Rate Strap to accrue Vigorous minutes.
via: Garmin: fenix 3/tactix Bravo Updates & Downloadsと書かれています。要 心拍計です。
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キーワード「garmin Intensity Minutes」 で検索したところトップで表示されたのは vivosmart HR のマニュアルでした。
Intensity Minutes
To improve your health, organizations such as the U.S. Centers for Disease Control and Prevention, the American Heart Association®, and the World Health Organization, recommend at least 150 minutes per week of moderate intensity activity, such as brisk walking, or 75 minutes per week of vigorous intensity activity, such as running.
The device monitors your activity intensity and tracks your time spent participating in moderate to vigorous intensity activities. You can work toward achieving your weekly intensity minutes goal by participating in at least 10 consecutive minutes of moderate to vigorous intensity activities.
via: vivosmart HR Owner's Manual > Intensity Minutesvivosmart HR というのは昨年 Garmin Index Smart Scale (Garmin の体組成計)と同時に発表され、本国ではすでに販売が開始されている光学式心拍計内蔵アクティビティトラッカーです。日本語版 vivosmart HR J は現在予約受付中、1 月 21 日発売開始となります。
Garmin vivosmart HR J
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いつのまにか Garmin Connect にも「強度 (分)」というメニューが追加されていました。
最低10分以上の中強度または強強度アクティビティを行うとき、あなたは心臓に負担がかからないようにしています。そしてGarminデバイスがそれを追跡しています。 CDC(米国疾病対策センター)が推奨している週あたり150分の中強度アクティビティを目標にするか、または独自の目標を設定します。
あいかわらず一部 訳がヘンですが、言っていることはなんとなくわかります。
とまぁ、心拍計必須ということなので Fenix 3 で一日を通して測定を行おうとすると Fenix 3 HR への買い替えが必要でしょうか(笑)
一日中、胸ストラップ心拍計を装着しているのはちょっと。。。ねぇ
もしくは ANT+ 接続ができる光学式心拍計デバイスとペアリングするとか。。。
Fenix 3 をどういったアクティビティに利用するのかにもよりますが、仮にランニング系のアクティビティで利用している場合、その目的が「自己ベスト更新」「さらなるレベルアップ」だったりすると (自分もですが)「中高強度の運動 150 分/週」は常にクリアできてしまうと思うので、ランニング中毒者 にはそもそも必要のない Widget と言えそうです。
なので、さっそく Hide (非表示) にしてしまいました ::-D:
。。。Fenix 3 の Intensity Minutes Widget は Hide にしましたが、Garmin Index Smart Scale を購入した流れで、上で書いた今月 21 日発売開始の Garmin vivosmart HR J をフラフラと注文してしまったので Intensity Minutes はそっちのデバイスで運用しようかと思っています(そういうことかっ)
それとは別に ANT+ 接続を利用して Fenix 3 と果たして Broadcasting できるでしょうか (vivosmart HR を Fenix 3 の心拍計として使うことができるでしょうか)
vivosmart HR J 購入の本来の目的はここで書いている Intensity Minutes の測定ではなくて(苦笑) アクティビティトラッカーとしての使用と Broadcasting Heart Rate Data 機能を利用することなのでちゃんとペアリングできるのかどうか気になるところです。
いままで Garmin デバイスをいろいろ購入してきましたが、今回初めて J の付くやつ (日本語版) を買いました。。。SW アップデートの遅さに悶絶しちゃうかなぁ、どうだろう
そのうちレビューを載せます。
» Garmin Fenix 3 浅いレビュー (1)~(43): 記事一覧
tontan
2016年1月14日 @ 8:15 AM
こんにちは
心拍数はやはり参考にしながらトレーニングする方が良いのでしょうか。
初めてGarminの110(中古)を購入した時に心拍計もついていました(バンドのやつが)、
どうも締め付けられている感と、その前にそもそも心拍計とは?のレベルで(今もあまりわかりませんが)使わずに売ってしまいました。
現在は短い距離を、キロ6分くらいで走れるように回復してきました。教わったストレッチや、
本を参考に、O脚改善のフォームに注意しながら、続けていますが…心拍数必要なのか…
あっ、パタゴニアのStriderPro黒を頼んでしまいました(笑)それも15%OFFで、日本はどうかわかりませんが、年に数回パタゴニア(US)から15%OFFのコードと送料無料の案内が来ます。クリスマス前に靴下を数足注文しました。が、在庫切れになりその後たらいまわしになり
、先日少し注意を言ったら担当者が気を利かしてくれて…
心拍計より、そちらに行ってしまいますね私は(笑)
象支店長
2016年1月14日 @ 10:40 AM
おはようございます。
心拍数をもとにしたトレーニングもいろいろなトレーニング理論と一緒で「信じるものは救われる」
。。。自分たちレベルのランナーにとっては宗教ですね(笑)
成果が数値としてはっきり示されるので比較的わかりやすく、実感できる宗教なのでやる価値は大いにあると思っています。
私の場合は、心拍数抜きにトレーニングすることは考えられないです。
常にひとりで練習しているので目安になるのが心拍数しかないからなんですが(^_^;)
心拍数は日々の練習で走るペースと密接に関係してくるので効率よくトレーニングを行うのに役に立つのでおすすめです。
参考までに心拍計がなくても心拍数をもとにしたトレーニングは可能です。
» Jack Daniels’ Running Calculatorの埋め込みコードが提供されていたので貼ってみました
の文中にある Threshold というペースが乳酸が急に増加するゾーンなのでそのペースで毎週一回 20 分間ほど走れるようになれば目標としているタイムでフィニッシュできるはずです(私の場合はそうでした、現在もすべてこれをもとにして走っています)、もちろん定期的にロング走も必要ではありますが
このトレーニングをず~っと続けると徐々に走っているときの心拍数が落ちてくるんですよ、要するに心肺機能が向上して速く走ってもさほどきつくなくなるという。。。練習はキツイですけど、、、実は今日、その練習を行う日なんです(気重)
それを実感したいがために心拍計を装着して走っているのかもしれません。
ペースの算出はスマホアプリのほうが便利です。
» Jack Daniels’ Running Calculatorのスマホアプリ版が出ていますよ
こういうのはないですね。「いついつからセール開始」みたいなメールは来ますが。
開始直後に WEB サイト行ってもすでに欲しい色・サイズは残っていないという罠
nakaken
2016年1月14日 @ 9:51 PM
像支店長、割り込み失礼します。いつも拝見しております。
トレーニング内容非常に感動しました。
ちょっと質問させてください。
この方法だと、過去の記録や目標の記録を基にしたトレーニングということになるの
でしょうか。
トライアスロンブログで上位の「トライアスリートオカン」さんは、心拍をゾーンに分けた
トレーニングをされているようです。また、connectIQを作成している「運動音痴はどこま
で速くなれるか」さんも、高度に心拍が上がるゾーンを重視してトレーニングされているよ
うです。
どうも、自分がググる範囲では、ThresholdのHRを見つける方法が、わかりません。自転車
では、パワーメータを用いて、FTPを算出する方法が一般的なのですが、ランニングの場合、
どういうやり方があるのでしょうか?(ただ単に、最高心拍の88-86%でよい?そのばあい、
単に年齢-220それとも、実際の最高心拍?)
例えば、自分では、ガーミンによるvO2Maxから算出されるフルマラソンタイムが、3時間。
実際に走ると、3時間50分。目標は、3時間30分です。目標タイムに対してのThresholdで、
20分走れるようになることを目標にしたらよい。では、自分が心拍ベースで練習するとした
ら、Thresholdの心拍で20分を基本に、回復走などをはさんだり、時として、インターバル
をして、Thresholdの上昇を目指すということになるのでしょうか。
自分で調べろという感じかもしれませんが、もし、ここを見ればというのがあれば、教えて
ください。いつも、尋ねてばかりで、すみません。
象支店長
2016年1月15日 @ 12:52 AM
nakaken さん、こんにちは。
最大心拍数の算出方法はいくつかあるようですが一番いいのはちゃんとした施設で測定してもらうことだと思っています。
白帯ランナーの自分としてはそれほどのことではないので世にある一般的な算出方法でゾーンを割り当てています。
私の場合、ヘモグロビン値が適正値よりもかなり低いので「おおよそ」で計算しても大勢に影響はないと感じています。。。実は長距離走にまったく向いてないという orz
あれこれ考えず心拍数は横に置いておいてこういうのはどうでしょう。
私はこれで3時間30分をクリアしました。
フルマラソン 3時間29分59秒で Finish
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Eペース 5:31/km ~ 5:51/km
Mペース 4:59/km
Tペース 4:35/km これで20分程度 (4.364km) 走る
Iペース 4:13/km
Rペース 3:58/km
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» Jack Daniels’ Running Calculatorのスマホアプリ版が出ていますよ
の算出値です。
普段 10km 程度走るのは E ペース、20 ~ 30km 走は M ペース、閾値走は T ペース
Iペース、Rペースはやらない。そのかわり常に最後に「流し」を2~3本。
仮にこれをクリアできないようだったらその時 (できない時) の心拍数を確認して世にある最大心拍数から算出した心拍ゾーンと照らし合わせると「あ~、なるほど」と納得できると思います。
逆に、たとえば「Tペース 4:35/km これで20分程度 (4.364km) 走る」をクリアできたとしたなら、それをクリアできたあたりが Lactate Threshold (乳酸性閾値) です。
基本的にシロウトのトレーニングは宗教なので(笑) そう思って、信じ込んでしまえば楽になれます。
乳酸性閾値 – Wikipedia
この方法で自分自身の心拍ゾーンはおぼろげながらわかってくると思っているのですが(私だけかも)
心拍数は夏と冬ではまったく違うのでとにかく飽きずに投げ出さずに繰り返し行って自分自身のデータを作り上げるのが重要だと思っています。
クリアできない場合は下方修正、クリアできていたらさらに上へ、という柔軟な感覚も継続するには必要です
現実的に 3 時間 29 分 59 秒を達成しようとすると 4:59/km で走っていては達成できないのでトレーニングは 3 時間 28 分 Finish ぐらいを想定して行うことになります。
ちなみに
は、まったく参考になりません。
タイムを推測するというのであれば、前出のアプリを使って ガチで走ったレースの距離とタイム を入力して下段にあるメニュー [Equivalent] を開くと Marathon、ハーフ、15k、10k、5k、3mi、2mi、3k、1mi、1,500m の推定タイムが表示されます。
こういうことをシロウトが語っていると「そーいうことじゃないと思いますよ」みたいなウンチクランナーの方が突如現れるのであまり書きたくないのが本音です。
的外れな感じのコメントになってしまった感じもありますが自己流シロウトなので大目にみてください。
nakaken
2016年1月15日 @ 2:56 PM
明瞭的確迅速な解答、ありがとうございます。
さっそく、やってみたい気持ちでいっぱいです。
つまり、20分やっとこさ走れるペーストと心拍が、自分のLT値、LT走なんですね。
頑張ります。流しとは、クールダウン?という理解でよろいでしょうか。
あと、ガーミンの初Jのレポートも楽しみにしています。
自分も自転車ローラーの際、the sufferfestというアプリを使う際に、ブルーツースを使う
心拍計があれば、携帯にアダプタをつけなくて済むので探していますが、カラダフィット
ハート安いけど、、大丈夫かなみたいな。
最後にもう一つだけ、質問させてください。像支店長は、こういう追込み練の時って、
音楽を聴きながらされますか?それとも、なしですか?
(個人的には、本当に追い込むときって、音楽ないほうが集中できるのではないかと。
あと、この間でた青島マラソン(フル自体5年ぶり2回目)で、音楽聞いて走る人が多い
のにびっくりして質問しております。)
象支店長
2016年1月15日 @ 4:20 PM
こんにちは。
実際は 50 ~ 60 分間走れるペースということのようです。
流しはウィンドスプリント (Wind Sprint) です。
ランニングのブログなどでは WS と書かれることも多いです。
全力よりちょっと遅いペースで 100 ~ 200m ほど、名称のとおり流れるように走ります。
。。。私の場合、うまく流れなかったりしますけど(笑)
100 ~ 200m 走って、スタート位置に戻るときは歩いてもゆっくりな jog でも構いません。それを繰り返します。上では 2 ~ 3 本と書きましたが、5 本という方が多い気がします。5 本やると往復がありますのでそれだけで 1km です。
感覚的にはフルマラソンのレースのフォームよりもダイナミックに速くカラダ動かすように走り、フツーに走っている時には使われない (使われにくい) 速筋に刺激を入れスピードに追従できるカラダの動きを習得するものです。ゆるやか~な坂で行うことで負荷をかけることもできます。
「たかだか 100 ~ 200m を 5 回程度走って何になるの?」と思われるかもしれませんが、繰り返し行っていると効果が実感できます。
体幹がしっかりしていないと短い距離といえども速い動きのフォームを最後まで維持することができないので合わせて体幹トレーニングも行うといいようです。
難点は、オッサン (私ですが^^;) が全力疾走にそこそこ近い状態でそのへんの道を行ったり来たりしているとヘンな目で見られるところですね。
練習でもレースでもランニング中、音楽は聴きません。一番の理由は危ないからです。
あと、心拍数のアラート設定をしていまして、最後のほうはわざとピーピー、ピーピー鳴り続けるところまでペースを上げることにしているのでそれが聞こえないと上げ続けられないという事情もあります。ぼっち練のつらいところですね(^_^;)
一時期、Zombie’s Run にハマっていたときは、聞いても理解出来ない英語の物語を Bluetooth のイヤホンで聞いていたことはありました(苦笑)
リズムを取るために「ポンポコ♪ ポンポコ♪」とか「ジーさん、バーさん」とかつぶやいているときがあるかも(笑)
個人的な見解ですが、音楽聴くのなら、自分のアタマの中で歌っていたほうがいいような気がします。
確かに。
左右のシューズの着地音でその日の調子や踏み込み具合がなんとなくわかるというのはあります。
シューズによって発する音が違うのも興味深いところです。
そういったことが集中につながるということはありますね。
nakaken
2016年1月20日 @ 2:37 PM
像支店長、詳細な解答ありがとうございます。
「流し」名称と違って、きつそうですね。初めて、知りました。したこともありません
でした。聞いてよかったです。ありがとうございます。
Jack Dainelさんすごい方なんですね、自分のVO2タイム 5kmと10kmが、一致します。
なんとか、3.5時間クリアできそうな数値ですが、10kmの最後の方は、
もう、このまま倒れるないしいってしまうんじゃないかと不安になるくらい、
追い込みましたが。
目標に合った有効な練習が、できそうです。本当にありがとうございます。
(改行のアドバイスも(笑))
象支店長
2016年1月20日 @ 7:07 PM
nakaken さん、こんにちは。
「流し」は猛ダッシュではないですし距離が短いのでそれほどでもないです。
追い風を受けるような方向に走るといいイメージを持ったまま練習を終えることができる(笑)のでオススメです。
風を利用してウィンドスプリント(^_^;)
自身の持っているタイムと目標タイムのタイム差にもよりますが、Jack Daniels’ Running Calculator で算出された Threshold のペースで走るとレースほどではないですがキツイです。
。。。もしかしたら逆かもしれませんね、レースは結果が出たらハッピーですが、練習は「レースでホントにタイム出るんだろうか」という悶々とした気分を伴いますもんね(苦笑)
負荷の高い練習は故障のリスクが高まりますので十分用心して行ってください(自分もですが)
レースでスタート前の自分を超えてフィニッシュできるようホドホドにがんばりましょう!!
バッチリです