最終回であります (以下のキャプションや文章はあくまでも個人的主観に基づくものです。)


ふたつの教会

ニドムには教会がふたつあり、ひとつは四国・香川県が誇る庵治石 (あじいし) で作られた「石彩の教会」、もうひとつはかつて音楽家レナード・バーンスタインが宿泊したヴィラが教会となった「森の教会」です。

「石彩の教会」登り窯をイメージしているとのこと
「石彩の教会」登り窯をイメージしているとのこと

以前は違う名前だったのでしょうか、文字を外した跡が、、、
以前は違う名前だったのでしょうか、文字を外した跡が、、、

「石彩の教会」
「石彩の教会」(建築家 伊丹潤氏と彫刻家イサム・ノグチ氏の弟子たちが設計を手がけ、イサム・ノグチの彫刻に携わった石匠・和泉正敏氏の手によりひとつひとつ石が積み上げられ、3年もの月日をかけて建てられた教会だそうです。)

» ITAMI JUN ARCHITECTS (伊丹潤オフィシャルサイト) WEBサイトは削除された模様 (2014.9.30 現在)
» IZUMI STONE WORKS (和泉正敏オフィシャルサイト)

と、あたかも泊まる前から知っていたような書き方をしておりますが、実はどちらの教会も泊まるまでまったく知らず、前者は部屋に置いてあった「一度は泊まりたい日本の宿」(渡辺淳一著) を読んでいて「イサムノグチの弟子の方が作った石の教会がある」というくだりで知り、後者は到着してから散歩中に知りました。まっ、そんなもんなんです私のレベルは :ase:

詳細はニドムのオフィシャルサイトでどうぞ。いい教会でしたよ。

「石彩の教会」@HOTEL-NIDOM
「石彩の教会」@HOTEL-NIDOM
「森の教会」@HOTEL-NIDOM
「森の教会」@HOTEL-NIDOM

個人的な推測の域を出ませんが、このホテルは個人のリゾート客ゴルフ客をターゲットにした「リゾートホテル」から「宿泊施設も併設されている結婚式場」へスイッチしていこうとしているのではないでしょうか。
湖畔に建つログハウスの前面を白くしてしまった「水のテラス」や湖に浮かぶ白い小舟を見るとそんな気がしてきます。ロビーもウェディング関連のものが多数置かれていて、相談見学のようなことも行われていました。

。。。そのような方向転換が次のダメダメ大浴場につながったのでしょうか。


大浴場

部屋のお風呂がイマヒャク (イマイチ×100) だったので、プールに行ったついでにスタッフの方に薦められた大浴場を利用してきましたが、どっちもどっちで暗いムードはまったく一緒でした、む~ん。。。

男性の更衣室には古めの扇風機以外に「どうしてこんなもん置いてあるの?」というものは存在しませんでしたが、女性の更衣室にはこんなものがあったそうです。

粗大ゴミ
粗大ゴミ
ヘアーブラシ用の紫外線殺菌保管庫?
ヘアーブラシ用の紫外線殺菌保管庫?
使っていない殺菌保管庫のほうは開けてみたら髪の毛がいっぱい保管されていたようです。暗さが暗さを呼ぶ負の連鎖とでも申しましょうか。立派な教会と髪の毛いっぱいの使っていないヘアーブラシ用の紫外線殺菌保管庫、、、そっか、ここは結婚式場なんですね。


プール

長さは 20 m 弱ぐらいでしょうか。両脇には暗い男性用大浴場・女性用大浴場が併設されているので泳いだあとはすぐにひと風呂浴びられます。

Swim
Swim
Bike ^^;
Bike ^^;
Run
Run

水のきれいさはイマイチだけど、このプールの人気 (ひとけ) の無さは気に入りました。1 km ほど泳ぎ、そのままホテルのママチャリ借りて (1,050 円/日) ウトナイ湖まで買い出しに行って、帰ったらすぐさまランニング。食っても食っても飲んでも飲んでも太りません ::-D:


インターネット (Wi-Fi)

どこにも存在しません。おそらくオフィスにはあるでしょうが。。。そうだった、ここは結婚式場だったんだ。

Softbank は入りの悪い場所アリ。DOCOMO はノー・プロブレム。どこでも一緒。


まとめ

極上もなければ極下もないフツーのホテル。ウリは鹿に遇える (あえる) ランニングに最適な森林。
「ニドム」は「二度無」


一度は泊まりたい日本の宿
渡辺 淳一
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