昨日サクラを撮りに行ったのですがちょいと遅かったようですでに散り始めでした( ̄_ ̄|||)地味
手ぶらで帰ってくるのもなんなんで、テストがてら露出の違う写真を合成するという「ハイダイナミックレンジ(HDR)」を試してみました。三脚は持っていかなかったのでカメラはそのへんのベンチとか手すりに置いて対処です。
「ハイダイナミックレンジ」。。。簡単に説明しますとアンダー(暗い写真)と適正(ちょうどいい明るさ)とオーバー(明るい写真)の写真を合成し、通常一枚の写真で表現するには厳しいディープシャドウとハイライトを同時に一枚の写真上に再現しようと言うデジタルならではの手法です。
個人的にはなんとなく違和感のある写真に感じてしまいますが、いわゆる「目で見た風景」を再現できると言う点では無視できないものかと思われます。
ネックは三脚を使いまったく同じアングル&フレーミングで露出の違う写真を撮らないといけないので被写体が動いてしまうものには向かないということ(合成するので写真がピッタリ一致しないといけない)
たとえば植物などは風が吹いているとブレてしまうし、人物も同様です。
が、しかし、ひとたび建築物など動かない被写体を撮るときにはかなり威力を発し独特の画風を作り上げることができます。一ヶ月ほど前にテストした室内写真では、室内にまったくライティングを施さなくても部屋の中と窓の外に見えている風景が一枚の写真に収まっているという「あり得ない写真」ができました。
制作するにはソフトが必要になります。私はPhotoshop CS2で行いました。他にはPhotomatixというソフト(トライアルバージョンのみ無料)が良く使われているようです。
いったいどんな写真が出来上がるのか見てみたい方は、flickrで「HDR」をキーワードに検索すればザクザクみつかります。
通常、曇り空をしっかり描写しようとするとアンダー目に撮影しなければいけないのでサクラの根元などのシャドー部はかなり暗く写ります(左の写真)
目ではちゃんと見えていても写真では極端に明るいところと極端に暗いところを同時に描写するというのは無理とは言わないまでもある種の技術が必要になってきます。
ところがHDRの場合、雲も根元の部分も両方ちゃんと写るという「あり得ない写真」になります(右の写真)
昨日はテストがてらやってみましたが、次に試してみるときにはもうちょっとまじめにやってみます。やはり三脚持って行かないとね(苦笑)