近頃老眼

それはラーメンを食べるとき。

以前はラーメンどんぶりに顔を近づけても麺の上に乗っている具にピントが合いましたが、近頃極端に近づきすぎると全体がぼやけてしまい、まるっきりピントが合わないんですよねぇ。

そのままの状態で食べ続けると頭がクラクラしてくるので一口食べるごとにリセットし、具をしっかり認識してから食べるようにしています。
。。。目をつぶりながら食べるのはちょっとアヤシイですもんね(笑)

さて、オジサンの老眼ばなしで終わってしまってはなんなんで、今日は目を写真的に見てみましょうというお話し。

ポスターや雑誌などで顔のアップの写真を見る機会も多いと思いますが、そんなときそこに写っている人の目の中をよーく見てみると結構いろいろなことがわかります。

キャッチライト

左の写真を拡大してごらんください。

人物がほぼ正面を向きカメラ目線であれば、眼球の中心部(写真の黄色い点)がカメラアングル(撮影位置)になります。

さらに、目は光りもの(いろいろなモノが映りこむもの)なので撮影時の光源の形状がしっかり映りこみます。

左の写真で見ていくと、黄色い点の左上AにLightが映りこんでいるということは、
カメラの左横、カメラよりチョイ上側に光源があります。
そして、その光源は丸いカタチをしていて、ある程度面積のある面光源ということがわかります。

仮にカメラより低い位置からライティングしたとすると左右どちらかのBのスペースに光源が映りこみます。また壁面にバウンスしたような光りで撮影された場合は丸い形状で映りこまず違った形となります。

写真を良く見ると眼球の右側に白っぽくて四角いものが映りこんでいますが、それは左から当たっているライトの光りを反射させて影をやわらげるレフ板と言われるものです。

たまに眼球の中心部(黄色い点)を取り囲むかのように円状に光源が映りこんでいる写真を見ることがありますが、その場合はそのものずばり、カメラのレンズを中心に円状に照明機材を配置し撮影しています。

試しにストロボ内蔵のカメラでストロボを使って顔のアップの写真を撮影してみてください。レンズ横に光源があるわけですから、眼球のほぼド真ん中にストロボの光りが映りこみます(当たり前ですが、斜め横を向いてカメラ目線で撮影した場合はド真ん中に映りこまないっすよ(笑))

以前、写真に写っている影を見るとどんな光りで撮影しているのかだいたいわかるというお話しをしましたが、目の中にもちょっとした撮影情報が写っています。

化粧品売り場のポスターなどは非常にわかりやすいので注意して見ていると人物撮影が上手になるかも。。。ならないかも(^.^)