[button link="http://www.photoclip.net/blog/2010/07/17/iphone%e3%80%81ipad%e7%94%a8%e8%87%aa%e4%bd%9c%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%aeindex%e8%a8%98%e4%ba%8b%e4%b8%80%e8%a6%a7/" style="large light-blue"]二年間にわたってブログに掲載した自作スタイラスの記事一覧[/button]
[hr color="light-gray"]
このところ自作スタイラスのことしか書いていませんが、ハマると一直線な性格ゆえもう後戻りはできません
そんなわけで今日は金属繊維とステンレスを使って作ったスタイラスの製作中に要所要所で Twitter にアップした製作手順のまとめです(一直線)
金属繊維とステンレスを使った iPad 用スタイラスの製作手順
- 在庫されているパイプ類も充実してきました。今回は Φ9.5 のステンレス、Φ8.0 の銅、Φ7.0 のアルミ、三種の金属パイプと Φ4.0 の銅線を使用しました。
- 今回のハイライトのひとつ、ペン軸になるステンレスを加工します。特別な工具は持っていませんのでステンレスも金ノコでカット。固いのなんの 気長に作業しましょう。切断面の面取りは必須です。長さは 85mm にしました。
そういえば昔、ワイヤーシェルフで有名なエレクター のステンレス製ポストも金ノコでカットしたっけ。めちゃくちゃタイヘンだった
- もうひとつのハイライト、ペン先になる金属繊維。ここが今回の重要ポイントです。
次の手順 4. で「てるてる坊主」状にするのですが、中には 細かく切った繊維 を入れます。一枚モノの繊維を丸めて包むとてるてる坊主のボウズ頭がなめらかな曲面になりません。
当初、フェルトを円筒状に巻いてそれを金属繊維で包んだり、円筒状に巻いたフェルトを丸くカットしてから包んだりしましたが、いずれもうまくいかず。
試しに工具箱の中にあったゴミのような静電気除去マットを細かく切って金属繊維で包んでみたところこれが大当たり。理想とする 固くて柔らかいボウズ頭 ができました。タッチスクリーンにスタイラス先端であるボウズ頭が点で接触したのち、ちょっとだけ変形して面で接しないと iPad のタッチスクリーンは気持ちよく反応しません。
- 坊主のアタマが出来るだけ球になるように金属繊維で包みます。
- てるてる坊主の胴体部分をねじって細くし、糸で縛り上げます。黄色の線より下側はステンレスのパイプの中に入ってしまいます。
ちなみに私、家庭科は 5 でしたw あっ、いまは五段階評価じゃないんでしたっけ?
- 内側の構成。携帯ソケットホルダーに装着できるようにするには Φ7.0 のパイプは必須なので他の径のパイプを使うことができません。しかし、 Φ7.0 のアルミパイプを Φ9.5 のステンレスパイプに突っ込むとブカブカです。そこで径を合わせるために Φ7.0 のパイプの外側に Φ8.0 の銅パイプをはめました。Φ9.5 と Φ8.0 でもあそびがありますが、ステンレスパイプに挿入するとき幅 8mm ほどに切った熱収縮チューブを Φ7.0 のアルミパイプ中央部に二重に取り付けてあそびを調整しました。Φ4.0 の銅線は重心を移動させるためのオモリです(この銅線は不要だったかも、、、ちょっと重いスタイラスになってしまいました)
- 上部の幅の狭い銅パイプは携帯ホルダー装着したときチラ見えするように演出で取り付けました。これも重量増しになってしまった要因かもしれません。
- 完成後、上部の銅パイプはこのようになります。
- ねじって細くしたてるてる坊主の胴体をΦ7.0のアルミパイプに突っ込んで接着します。あとは右のパーツの数カ所に接着剤を塗布しステンレスパイプに差し込みます。単に差し込んだだけでは坊主のアタマが飛び出しすぎなので目打ちなど先端がとがったもので坊主のアタマの周囲を均等にステンレスパイプの中に突っ込んであげます。露出している坊主のアタマ(金属繊維)に接着剤が付いてしまうとダサイ仕上がりになってしまいますので気をつけましょう。
- iPadのタッチスクリーンは指先で操作するように作られているので、金属繊維のペン先も指と同じような曲面を目指して作るとレスポンスがいいようですよ。
- 携帯ソケットホルダーに装着するところは、中のパイプを完全に固定してみないとどのくらい飛び出してくるのかわからないため最後に寸法を測ってカットしました。せっかく銅パイプをチョロ見えさせたのにホルダーとスタイラスの間に必要のない隙間があるとカッコ悪いですよね。手作りでもそのあたりはこだわらないとw
- いままでどおり後端はお手軽エポキシ充填でお肌にやさしい曲面仕上げ。
- 完成 !!
まるで販売されている製品のような仕上げレベルですな( ̄^ ̄) JARO警報発令中
、、、中味と内情は工作機械ナシの家内制ひとり手工業ですが
【製作後記】
できあがったものは iPad用自作スタイラス(タッチペン) 【詰めろ二手目、王手ステンレス取りw】 にも書きましたが、重量がちょっと重すぎました。
。。。まだ作ります
追記。。。作りました。
This Is My Last Stylus for iPad & iPhone 【投了図】
コメント