Four Seasons Tented Camp Golden Triangle
ここに掲載しているデータは 2010 年 1 月 のものです。写真のキャプションに書ききれない Impression がここに載せてあります。写真のページもあわせてご覧いただければうれしいです。
以前、フォーシーズンズ・リゾート・チェンマイを 「農村劇場」 と評しましたが、ここフォーシーズンズ・テンティッド・キャンプ・ゴールデン・トライアングルは象が主役の 「エレファント劇場」 であることは間違いないでしょう。
通常はチェンマイ、ゴールデン・トライアングル、双方のフォーシーズンズを一度で楽しむ 「劇場パッケージ(笑)」 で滞在するのが賢いのでしょうが、チェンマイはすでに行っていますし、一回出した荷物を途中でまとめるのが面倒なので一所集中で象と真摯に向き合い 滞在してまいりました。
Google Earth: フォーシーズンズ・ゴールデン・トライアングルの緯度経度
出かける前、住所をキーワードにして Google Earth で何回か検索してみましたが、どうもそれらしき場所が見つからず位置を確定することができませんでした。
そこで今回は滞在中に iPhone を使って位置情報が入った写真を撮影し、iPhone アプリを使ってその写真から緯度経度を読み取ってみました。使用したのは iPhone で撮影した写真から位置情報 (緯度経度) を拾い出してくれる Koredoko というアプリ。
← このように表示されます。地図を表示させることも可能。
泊まったテント TENT #11 の中で撮影した写真から緯度経度を読み取ってみたところ見事ピタリ。 なかには多少ずれていた写真 (データ) もありましたが、十分使えましたよ。
滞在中に一回だけロングボートを利用してルアック川経由でメコン川に入り、ゴールデン・トライアングルの街に出掛けましたが、Google Earth の上空からの映像を見るとどのようなルートを通って行ったのか、その時見えていたものはどういう位置関係だったのか手に取るようにわかってなかなか良いです。
20°22'28.27"N, 100° 4'26.12"E
より大きな地図で Four Seasons Tented Camp Golden Triangle を表示
ついでにチェンライ空港の緯度経度も載せておきます。
19°57'15.03"N, 99°52'45.64"E
夜明けとともに 「エレファント劇場」 開演
カメラについているマイクで象と小鳥の鳴き声を録音したものです。音だけでは物悲しいので映像もつけてありますが、まったく気合いが入っていない映像です。撮影時の音量自体が小さめなので多少音量を大きめにして目をつぶって お聴き ください。
ここならではの夜明けを告げる音でした。
年末年始の気候
チェンライの年末年始の気候 (乾期) に関して 「昼間は暑くて朝晩寒い」 そんな情報を得ていたので、今回はめずらしくどんな服を用意して行ったらいいのか悩みました。暑くて寒いと悩みますよね。実際、どうだったかというと、
。。。朝晩はトレーナーやフリースを羽織っても暑いと感じないし、日中は T シャツ一枚でも寒いと感じない、そんな気候です。
天候に関しては、さすがに乾期、滞在中は毎日ほぼ快晴、雨は一滴も降りませんでした。
風はというと朝昼晩一日中まったく吹かず、チェンライの乾期は私に凧揚げの歓喜をもたらしてくれませんでした ヽ( ´ー`)ノ
テント内にゴールデン・トライアングルの 12 月の気候を説明した印刷物がおいてあったのでそのまま載せておきます。英語ですが。。。
wetlands below your tent. The afternoon tend to be warm and dry so please be sure to stay hydrated and drink plenty of water throughout the day, especially when elephant trekking in forest. Evenings can bring cold crisp air, we recommend that you carry a warm top and flashlight with you.
宿泊代はオールインクルーシブ (すべて込)、 その詳細
ここの宿泊代には以下のものが含まれています (クリックするとその項目にジャンプします)
- 部屋代
- 食事
- 飲み物
- Mahout (象使い) トレーニングなどのアクティビティー、エクスカーション (遠足)
- 滞在中 1 回 2 名、90 分の SPA トリートメント
- チェンライ空港 ⇔ ホテル間の往復送迎
【1.】 部屋代は含まれて当然ですね。意外だったのは、チェックアウト (夕方5:00だった) まで追加料金なしで部屋が使えたこと。通常はレイト・チェックアウト扱いになることが多く半日分、繁忙期だとホテルによっては 1 泊分の料金を請求してきますが、ここはその分の支払いが発生しませんでした。
これは非常にありがたかったです。 「ホテル内に時間をつぶすような場所がないからでしょ。」 と言われれば 「そうだね、そのとおり。」 ということになりますが、「12:00 になったら部屋からは出てください。残りの 5 時間も引き続きレストランは利用できるので好きなだけ食べて飲んでいいですよ。有料ですが、もう一度、SPA などいかがでしょう? 」 なんて対応も先方はとれるわけで、そうなったらルールですから従うしかないですよね。
【2.】 3 食含まれています。4 食食べても大丈夫だと思いますが、象に乗ったりしているとそんな時間はないと思うなぁ(笑) 大晦日のガラディナーも特別な料金は発生せず宿泊代に含まれていました。
【3.】 テントでもレストランでもバーでも飲んで飲んで飲みまくれます。テント内のスピリッツ (ウィスキー、ウォッカ、ジンなど) はちょっとしか飲んでいないボトルがあっても、ルームメイクのときに未開封の一本を追加してくれます。 レストランで飲むハウスワインは赤、白ともに 2 銘柄ずつ用意されていていまして、常に同じものではなく日によって変わったりもします。ハウスワイン以外のワインは有料となり、ワインセラーにあるものの中から選ぶことになるのではないかと思います 。
(同じラベルのワインがいっぱい写っていますが、それがハウスワインです。鍵が掛っているところは高いやつですね、まちがいなく。 )
ここはまさしく 「アル中養成・テンティッド・キャンプ・ゴールデン・トライアングル」
。。。またの名を、Four Seasons Tented Camp “酒の穴” とでもしておきますか
若い人に言っておきますが、「酒の穴」ってのは「虎の穴」にひっかけているんですよ
» 虎の穴
【4.】 行く前にどういうシステムになっているのかわからなかったのが、4. のアクティビティー関連。マハウト (象使い) トレーニングがあるというのはわかっていたのですが、他のアクティビティー、エクスカーション (遠足というよりお出かけ) はいくつかあるなかから自分でオーダーするのか、それとも何もしないならしないでいいのか、特注できるのかなど、いろいろ妄想 して出掛けました。。。が、心配ご無用
チェックイン時に渡されたリゾートマップの裏にビッシリ、朝から夕方まで、まるで体育会系強化合宿のような、個人的にはあり得ない高密度で、アクティビティーとエクスカーションがすでにセッティング済みでしたよ
右の画像をクリックすると強化合宿スケジュールを複写した画像がポップアップします。画像上にある青枠は参加したもの、赤枠はキャンセルしたものです。
夜10 時すぎに到着して、夕飯食べて、部屋に入って、テント内をパノラマ撮影して、荷物出して、風呂入って、一杯 やって、翌朝 9 時集合の遠足はモーゥ絶対無理っ ( ̄_ ̄|||)
すべてのチェックイン手続きが済んだあと、レストランで翌日からの 「強化合宿モード」 に落ち込みながら夕食をとりつつ 「明るい今後」 を検討した結果、まずは食事が終わったらそのままレセプションに行って何がなんでも翌朝の遠足をキャンセルし、残りはゆっくり寝たあと考えようということにしました。
最終的には、象関連はすべて参加、ホテルの外に出るのはロングボートを使って出かける The Golden Triangle Excursion だけということになりました。約半分に減らしましたが、それでもけっこう忙しく疲れました、凧揚げとかやるからかな。。。いや、歳ですかね
オリジナルのアクティビティ&エクスカーションをセッティングしたい場合は事前にホテル側とやりとりしておいたほうがいいかも、ですね。到着してから 「あーだこーだ」 言うより行く前に全部片付けておいたほうがすんなり幸せになれそうです。
【5.】 SPA はどうやら象乗りのあとにセッティングする流れになっているようで、 4 つの中から好きなものを選ぶというものでした (下の写真、1ページ目)
SPA の施設は奥まった場所にありそこそこ歩きますのでちょっと早めに出たほうが着いてからゆっくりできていいと思います。私はエレファント・トレッキングで疲れ果ててテントで居眠りこいてしまい、予約していた時間に遅れ道中走りました
【6.】 送迎車は LAND ROVER DISCOVERY。快適です。 昼間到着すると、ホテルの近くまでクルマで行きロングボートに乗り換え、川からホテル内に入るようです。私はチェンライ空港に夜到着したのでクルマに乗ったままホテルに入りました。
Option : オプション
オプションでCooking Class、Elephant Camp や Wine Cellar でのディナー などがあるようです (印刷物の複写)
テント (客室)
テント内の 360 度パノラマをご覧いただければよくわかっていただけると思いますが、ホントにテントです。
通常の家の窓にあたる部分は 3 層構造で、屋外側がガラスの役目を果たす透明な厚手のビニール、中央部が網戸の役目を果たす網のシート、屋内側がカーテンの役目を果たすベージュ色のシートというつくりになっていて、外側の透明厚手ビニールと中央の網のシートはエッヂについているファスナーで開け閉め、内側のシートはカーテンのように垂れている状態で下端に固定するためのベルクロテープが付いています。
窓を全開にしたい場合は、外側透明ビニールと内側のベージュのシートをそれぞれ下から巻物のように手動で巻いていき、上まで巻き終わったらベルクロテープのついた細い帯のようなもので固定します。朝起きて、カーテンにあたる屋内側のベージュ色のシートをすべて巻くだけでも結構手首が疲れるので、リスト強化、握力強化には最適と思われます。テント自体のつくりも強化合宿に一役買っているとは。。。
壁にあたる部分はシート一枚で構成されているので、中の音はそとに筒抜け、外の会話は中に丸聞こえ。時には、そこそこ離れてはいますが隣のテントの水洗トイレを流す音も聞こえてきます。天井部分は二層構造、表から見えている尖った屋根の下にもう一枚、部屋の天井となるシートが一枚張られています。天井も側面も光を通すので夜明けとともにテント内が徐々に明るくなり、そのさまはまさしくキャンプであります。
雨の日はどんな雨音♪ でテントが満たされるのでしょう、ちょっと聞いてみたいですね。
そんな薄めのシートで内と外を仕切っているテントですが、内装設備は足りないモノなしの豪華こだわり仕様で、ちょっとやりすぎじゃねぇのという感じがしないでもないですが実に快適です。
東南アジアでは必須ともいえるエアコンですが、吹き出し口は洗面所の後ろ側、ミニバーの向かって左側、洋服掛けの後ろ側の床にあり、乾期の冷え込む朝晩もテント内を快適温度に保ってくれます。エレファント・ライディングでびしょぬれになった靴やシャツも吹き出し口の上に置いたり掛けたりしておくとあっという間に乾いて Good 重宝します。
テント出入り口の落とし錠に気をつけよう
私たち宿泊者がテントの中にいるとき、出入り口の扉は扉の下に付いている落とし錠を使ってをロックしておくのですが、出かける時はその落とし錠をしっかり上まであげて 90 度回し落ちないようにしておかないと扉を閉めた時の衝撃で落とし錠が落ちて、中に誰もいないのに扉がロックされてしまいます。
やってしまいましたよ σ
。。。でもあわてるなかれ、窓はファスナーで閉じてあるだけですからどこからでも簡単になかに入れます(爆)
ということは、出かけるとき入口に鍵をかけても意味ないじゃん、ってことになりますが、そこはアナタ、、、抑止力というやつですよ(笑) いずれにしても、いつでも誰でもなかに入れてしまうわけなので貴重品には十分注意しましょう。
何番のテントがいいかしら
テントは全部で 15。テントとテラスの広さはすべて一緒です。それぞれのテントには番号のほかに名前が付けられていて、テント内にはその名前に準じた調度品等が置かれているようです。私が滞在した TENT #11 は 「THE SILVER TENT」 という名前で銀で作られたものが多く置かれていました。ちなみに #11 の眺めはイマイチです。
以下、右下にあるサムネイルをクリックし拡大画像を参照していただければと思います。
TENT #1 と TENT #15 は 「THE ELEPHANT TENT」 という名前が付いていて入口に門があり、他 13 あるテントとちょっと仕様が違うようです。
おそらくですが、前者はジャングルにいる象を見られるテント、後者は象が飼われている ELEPHANT CAMP が対面にありますので、象たちとともにマハウト・トレーニングをやっている宿泊者の人たちや象の世話をするマハウトの姿が見られるテントなのでしょう。
個人的に眺めが良さそうだと思うテントは、Overview に載せた写真のキャプションにも書きましたが、TENT #2 と TENT #14 だと思います。
TENT #2 は高台にあり、テラスの目の前に景色をさえぎるものがないので正面にある川とジャングルがよく見渡せるようです。Nong Yao Restaurant (レストラン) が近いかわりに Burma Bar (バー) は遠いです。
TENT #14 は西側のちょっと高い所にあるので夕暮れ時、ミャンマーの台地が赤みを帯びていくシーンが楽しめそうです。バーが近いかわりにレストランは遠いです。
で、そんな眺めがよさそうな TENT #14 ですが、「眺めが良いから部屋の稼働率が高い」 → 「いつも誰かしら泊まっているからテント全体暖かい」 → 「暖かいから住みやすい」 ってことで、下に大家さんが常駐していらっしゃいます。
左上の写真は自己責任でクリックしてくださいね。
サムネイルは 1 枚ですが、拡大写真は 3 枚のスライドショーになっています。
。。。テント下なら別にいてもいいですかね(笑) 。。。でも上にも移動できるわけだし
食事関連
レストランはひとつしかないですが年末年始にもかかわらず朝、昼、晩、まったく予約の必要はありませんでした。 7:30 ~ 22:00 の間、好きな時に行って飲んで食べて、とても気楽な飲食環境、料理もおいしいので言うことなしです。
なおヴィラダイニング (正確にはテントダイニング?) はありません。
いままで幾度となく照度の低いところで読むメニューに苦労させられたので、今回はフォーシーズンズのオフィシャルサイトに載っている Sample Menu を、翻訳ソフトを使った和訳もつけて印刷し持って行きました。それも本のようにして
左ページ英文、右ページ和文(笑) 結果大正解。
まったく同じメニューというわけではなかったですが、レストランに行く前に 「今日は何食べようかなぁ」 と、ひととおり目を通しておくと料理選びがとても楽ですよね。撮影した写真のバックアップ用に PC を持っていっているので現地でネットにつなげて WEB サイト上でメニューを見ればいいのですが、このテのものはみなさんご存じのように印刷物で見るほうがずっと楽なんです。
» Four Seasons Golden Triangle : Nong Yao Restaurant
(ページの最下段に Sample Menu のリンクがあります)
FSゴールデン・トライアングルの Menu はカッコイイんですが、けっこう読みづらいフォントが使われています。
みなさん、Menu を開いたとき 「こりゃ、読みづらいなぁ~」 って思った Menu ってありますか? ちなみに、私がいままで見た Menu の中で一番読みづらかったのはセントレジス・バリ・リゾートの 「 Kayuputi 」 の Menu です。。。英語解読能力がイマイチってのもあるんですがね
夕食後はランタン部隊の隊員1名がかなり早足でテントまで先導してくれる
通常のリゾートホテルと違い、このホテルにはカートがないのでほとんどの宿泊者がレストランまで自力で歩いてきて自力で帰っていきます。歩くのが困難な場合はクルマで送ってもらえますが、レストラン前に常にスタンバイしているわけではありません。
レストランにはみなさん三々五々やってくるのでランタン部隊の方と接点はないのですが、食事が終って私たち宿泊者がレストランから出て暗い夜道を通り、テントに帰還するときが彼ら (ランタン部隊) の活躍の場です。彼らのかたわらにはいつも煌々(こうこう)と光るランタンが並んでいるので私たちは彼らを 「ランタン部隊」 と名付けました。
「部隊」 ですから、カッコが部隊、顔も部隊、おまけに歩きも部隊なんですわ、コレが。
彼らにテントの番号を伝えると隊員 1 名先導のもと 「行軍開始~っ 」
レストラン前の斜面をイッキにのぼり、テントに到達するまでの数ある起伏を上る、下る、進む、進む、早い、早い、吊り橋ゆれてもなんのその「ちょ、ちょっと待ってくれませんか、隊長、、、体調が orz アルコールがまわっちゃって~ぇ、ゼイゼイ」
。。。ふと 「雪のない八甲田山」 というフレーズがアタマに浮かび、こんな感じかなと思いました。
ちなみにレストランから TENT #11 まで徒歩 8 分ほど。東側の端にあるレストランから西側の端にあるバーまでは (ホテルの端から端まで) 徒歩 12~13 分です。
で、象使い体験プログラムはどうだったの?
たいへん楽しかったです。。。が、内股がかなり疲れます(笑)
象に前に進んでもらいたいときは 「パーイ、パーイ (pai, pai)」 と声をかけながら両足のつま先で象の耳の裏側をちょんちょんと突っつくのですが、マハウト・レッスンを終えた私は疲れてしまったのか、テントに戻る途中自分自身に 「パーイ、パーイ」 と声を掛けて歩いていたとさ。
。。。象支店長、内股お疲れ気味
ずり下がったマハウト・パンツで 「パーイ、パーイ」 と上り坂 →
Q: 象に乗るとき日本から用意していったほうがいいものってある?
A: マハウト・ウェアはテントに用意されていますが、乾期に行ってマハウト・トレーニングが AM 9:00 からセッティングされていた場合、ご覧の青い服だけではちょっと肌寒いです。私の場合エレファント・トレッキングが朝 9 時から行われましたので、下にジョギング用の長袖のシャツを着て、パンツは膝上まである競泳用水着をはいていきました。
乾きやすく濡れた感じの少ない素材だったのが功を奏し、象の 「川の水噴射攻撃」 を 4 発受けてもさほどダメージがありませんでした(笑) マハウト・ウェアと一緒にサンダルも用意されていますが、サイズが恐ろしく大きいので、履物も用意していったほうがいいです。濡れるとまずいカメラはトレーニングを仕切ってくれるコーディネーターの方に渡しておくとちょこちょこ撮影してくれます。私は自分が写るよりも現場 が撮りたかったので防水カメラを持っていきました。
思いっきり楽しみたいのでしたら着るもの持ち物すべて、濡れても構わないもので武装していくことをおすすめします。
【備考】 フォーシーズンズ・ゴールデン・トライアングル・マハウト・トレーニング・プログラムはゴールデン・トライアングル・アジアン・エレファント・ファンデーション (GTAEF) と共に行われているとのこと。前述の GTAEF の WEB サイトを見ると、近くにあるアナンタラ・ゴールデン・トライアングル・ リゾート・アンド・スパ も GTAEF に参加しているようです。
黄金の三角地帯アジア象財団の 「財団の紹介」 には
The Golden Triangle Asian Elephant Foundation was set up primarily to help elephants that cannot help themselves, those that find themselves through abuse or through circumstance unable to provide and maintain an income for themselves, their mahouts and their families.
とあります。マハウト・トレーニング・プログラムは単なるアクティビティではなく、不遇な象の保護、象と象使いおよびその家族の人に安定した生活基盤を提供するという目的もあるのですね。なるほど。
いろいろ Q & A 形式で
Q: 凧写真はないの?
持って行って役に立たなかったもの、その壱 ⇒ 凧撮影機材一式
全部まとめると場所もとるしかなり重い。
A: 苦労して機材を持って行ったのですがビックリするぐらい風が吹かないんですよ。それでもちょっと吹いたときにチャレンジしましたよ。ほら。
なんでこんなものが写っているかというと、風がちょっとしか吹いていないのにジャングルの平原で揚がらない凧と格闘していたらホテルのガードマン (たぶん夜はランタン部隊員になるんだと思う ) に拘束されそうになったんですわ。
見た目が実にあやしい 「箱」 の中に入っているのが、カメラだってことを証明しなきゃいけなかったので凧を撮って見せてあげたんです。状況をトランシーバーで本部に連絡したあとお許しが出たのはいいのですが、立ち去るまで見張っておけと言われたらしく、すっ飛んできた警備員 (ランタン部隊員) は木陰からジ~ッとズ~ッと私のこと監視しているんです。
くやしいから炎天下 30 分以上チャレンジし続けましたよ。きっと、「日本にもアホなやつっているんだなぁ、こんなそよ風で揚がるわけねーじゃん」 と思ったことでしょう。
。。。揚がるんだよ、私の凧は。もうチョットの風で ( ̄^ ̄;)
Q: ネット環境はどうだった?
持って行って役に立たなかったもの、その弐 ⇒ Air Mac Express
大きさのわりにちょっと重い
A: テントごとに Wi-Fi アクセスポイントが設置されています (テント内の机の下)
といっても、自分のテントのアクセスポイントしか使えないわけではなく、ご覧のようにとなりにある他人のお宅 のアクセスポイントも拾えるのでそちらにつなげても通信できます。ホテル内の施設はというと、施設と言ってもバーとレストランだけですが、Burma Bar はつながりましたが、Nong Yao Restaurant (レストラン) はアクセスポイント自体が存在しませんでした。
というわけで、ここ FS ゴールデン・トライアングルは、有線 LAN なホテルの一室を Wi-Fi 天国にしてしまう Air Mac Express のような携帯無線 LAN ルーター を持っていく必要はありません。最初から Wi-Fi 天国です(笑)
- 関連するブログ記事: 必ず持って行くモノ #9 : AirMac Express
Q: キャッチボールはやったの?
持って行って役に立たなかったもの、その参 ⇒ グローブ 2 つとボール 2 つ
場所もとるし結構重い。
A: ジャングルの平原以外でできるところナシ。そこに行くだけでも大変だったので一度もやりませんでした。凧揚げで前科一犯っぽさがあったのでやめておいたというのもちょっとだけあります(笑)
以上、役に立たなかったもの その壱、その弐、その参 合わせて 5kg ほど。気分は不毛
Q: エアコン、冷蔵庫、給湯、排水、蚊は?
A: エアコン優秀。冷蔵庫は急速に冷却はできないが普通に冷える。給湯はバスタブがいっぱいになったあたりでお湯が水になるよくある仕様。排水 OK。蚊はいるのでしょうが、一回も刺されなかった (乾期) Gekko はいますよ、テント内で何個かフンが落ちてきたから それってフツーでしょうね。
Q: 日本人スタッフは?日本語の印刷物とかは?
A: 前者はいらっしゃいません。後者はありません。
英語が得意でない私でもどうにかなりましたので大丈夫です。Let’s Go
Q: レストランは夜 10:00 まで、到着夜 10:00 頃、ルームサービスは対応していないホテルで到着した夜の夕食はどうしたの?
A: 空港 → ホテル送迎のクルマの中からあらかじめ電話でオーダーさせてもらいました。
あれこれ聞いて悩む能力はないので、カオパッド・クン、カオ・ソイ、トムヤムクンをなかば強引に注文。到着してすぐの夕食は強化合宿メニューを見たあとけっこうガックリきていた時だったので割としんみりでした(苦笑)
。。。あのあと、よくテント内のパノラマ撮ったよなぁ(自分) スイッチの入りどころが違うんかなぁ(オレ)
Q: 部屋で飲むウォッカ・ソーダにライム入れたいんだけど?
A: 食事に行ったときに 「ライムがほしいなぁ」 といったらいろいろな切り方でいっぱいくれました。Thanks !
Q: ミャンマー?ビルマ?
A: 1989 年からビルマはミャンマーになりましたが、ホテルのスタッフの方でビルマをミャンマーと呼んでいる人はひとりもいませんでした。Bar の名前も Burma Bar ですしね。滞在中は Burma と呼んでいたほうがなじめそう。 Wikipedia:ミャンマー を読むとわかりやすいです。
まとめ
「テンティッド・キャンプ」 でも 「リゾート」 なのはさすがフォーシーズンズ。
「フォーシーズンズ・リゾート・ゴールデン・トライアングル」という名でもいいんじゃないか?
テンティッド・キャンプが入ると長すぎて私の WEB サイトだとタイトルがはみ出てちゃうんだよね
私に 30 代の体力と母国語のように英語がしゃべれる能力が備わっていたらもう 100 倍は楽しめたのではないかと思います。
一回行けば十分というカテゴリーに入るホテルですが、行ってヨカッタ
おしまい
さんきち
2010年5月24日 @ 6:00 PM
象支店長さん、こんにちは ::-D:
何か遅ればせすぎて恥ずかしいですがコメント書かせていただきます
いつもながらっつーか、いつも以上に素晴らしいレポ堪能しました~ :!!:
何が好きって写真に添えられている象支店長さんのコメントが秀逸 :good:
床下のファミリーは私は全然オッケーなんですが
相方が卒倒しそうなので、こちらに行くときは見せるわけにはいきません
いつも象支店長さんが旅するごとに私も楽しませていただいてます。
次回も期待しちゃってます
p.s. パノラマ効果って絶大ですね :!!:
象支店長
2010年5月25日 @ 9:21 AM
さんきちさん、こんにちは。
ここはいままで行ったどこのホテルにも似ていないところでしたよ。
目的が象に乗りに行くことですから当然と言えば当然ですが(笑)
今度はすぐ近くにあるアナンタラで象に乗ってみようか、なんて
冗談交じりに話しています
さんきちさんはゲッコーだいじょうぶなんですね。
FSジンバランのページに書いていますが
SPAの屋外にあるジャグジーの中に
体長30cmぐらいのトカゲが先客で泳いでいて、
私はそれに気づかずしばらく一緒に入っていたことがありましたよ
いきなり飛び出してきたときはさすがの私もドン引きでしたが。。。
ぜひ相方さんにお伝えください
:quotation: 次回も期待しちゃってます
あともうちょっとでアップできそうです。。。ちょっと時間かかりぎみ
アマンプロ、FSゴールデントライアングルと
個性があるところ続いたせいか
「フツーにいい」だけだとモチベーションあがらない感じです。
:quotation: p.s. パノラマ効果って絶大ですね :!!:
荷物が増えてしまうのが欠点ですが
ちょっと違った感じでお見せすることができるので
取り組んでみました。
PCのスペックと回線速度が要求されるうえFlashなので
たぶんですが、ほとんどの方がご覧になっていないような気がします
流れ木
2011年5月8日 @ 11:03 AM
象支店長さん、お久しぶりです。
昨年タイ騒動で予約を直前にキャンセルしましたが、やっと敗者復活戦が実現し、エレファント劇場と農村劇場に行きました。こちらでたっぷり下調べをさせていただいたおかげで、充実した旅をすることができました。有難うございます。
ビルマ・バーの近くのテントをお願いしておいたら、一番端っこのNo. 15でした。象体験は期待していた以上でしたし、サービスも他にないレベル。教えて頂いたカオソイも、美味しかったし、もちろん毎日酒びたり! あっちで飲み、こっちで飲み、テントに戻ってまた飲み直し。
象体験のあと農村劇場に移って、ゆったりクールダウンできてよかったのですが、テンテッド・キャンプがあまりに印象的だったので、3泊3泊の配分でなく、前半をあと1泊だけでも増やせばよかった、なんて思いました。象支店長さんは長く滞在されたんですね、いいなぁ。
連休には又、どこか素晴らしいところに行かれたのではないでしょうか。レポート、楽しみにさせて頂きます。
象支店長
2011年5月9日 @ 11:01 AM
流れ木さん、こんにちは。おひさしぶりです:)
お~ぉ、「酒の穴」に行かれましたか !!
もとい、ゴールデン・トライアングルに行かれたのですね。
:quotation: ビルマ・バーの近くのテントをお願いしておいたら、一番端っこのNo. 15でした。
。。。確かにビルマ・バーには近い(笑)
No.15 のテントというと、No.1 と並び、
他のテントよりも「より一層、象なテント」ですね。
テラスに出れば向かいには Elephant Camp の象、象、象で
どこにいてもなにをやってもやはり象でしたでしょうか。
「パーイ、パーイ」の象ライディングもなかなかのものでしたでしょ。
おそらく Mahout の言うことしか聞いていないと思うのですが
象という巨大な動物の上にナマで座る非日常は
いつでもどこでも食べ放題酒飲み放題の非日常と相まって
正確に記憶に刻み込まれますよね。
劇場パッケージでチェンマイにも宿泊されたとのこと。
ゴールデン・トライアングルは体験されたとおりのホテルなので
それとくらべるとチェンマイのほうは薄味に感じてしまうかもですね。
でも、クールダウンには最高ではなかったですか?
嗚呼、私ももう一度でも二度でも三度でも行きたい。
p.s.
連休は、前半は2泊3日で国内へ
後半はどこにも行かず、走ったり歩いたりしていました。
最近、ランニングにハマってしまって、なんだか合宿なGWでした。
すでに夏も国内なので、海外リゾートはしばらく先になりそうです。
コメントいただきましてどうもありがとうございました。