「ベルトフィーダー」の話

ベルトフィーダー乗車時、前席乗員がシートベルトを装着しやすいように左右リアサイドから特殊な形状のアームがベルトの一端を顔の横まで運んできてくれる装置です(当時のSECやクーペにも装備されていました)
この装置とてもよくできていまして、乗車時に開けなかった扉側はうんともすんとも動きません。また、教習所で教わったとおりにエンジンを掛ける前にシートベルトを装着すればこれまた動きません。
仮に、顔の横までベルトを持ってきてくれたのに無視すると約20秒ほどで「失礼しましたっ」って引っ込んでしまいます。
当然凝った作りの装置なので壊れると高いです。もしこのベルト・フィーダーを温存したい場合はエンジンを掛ける前にシートベルトを締めましょう。そうすれば飛び出して来ません(笑)

「VIBRATION ABSORBER」の話

VIBRATION ABSORBERカブリオレとクーペにはフロント左のダンパーの上にゴムに支持された状態 (フローティングさせた状態) でVIBRATION ABSORBER という鉛の塊が付いています。

当時のカーグラに載っていた試乗記を読んでみたところ、このパーツの重さは4.5kg。
VIBRATION ABSORBER という名前からもわかるように振動を吸収する部品なんだそうです、ふ~ん。
エンジンルームの他にウィンドシールドのフレーム、トランクの床下にも同様のものが取り付けられているとのこと。車重が重くなるわけですね。ちなみにウィンドシールドとトランクの床下のやつは見たことがありません。もっと寄った写真はこちら
参考までにこの部品のお値段はというと当時の日本のディーラー価格で 57,300 円ナリ。
約 6 万の鉛ですか :mu-n:

「Protective Cap」の話

エンジンのプロテクトキャップ104.9 エンジンのフロント部分には黒いプラスティックで作られているProtective Capと呼ばれるパーツが付いています。センターにはみなさんよくご存知のベンツマーク(スリーポインテッド・スター)がエンボス(凸状)に記されています。

当初そのベンツマーク部分は銀色だったのです (えっ?そんなもん知っているぞ!失礼しましたっ) で、その銀色のエンボスはある時期から、コスト削減の一環なのでしょうか「ただ出っ張っているだけ」のものになってしまいました (カバーの色である黒になってしまったということです)

これが現行モノあるときディーラーに整備に出しましたら「エンジンのプラスティックでできたカバーの一部が割れていたので交換しておきました」と言われ、、、「もしやっ!」見た瞬間「あ~~~~~っ(T_T)」、、、すぐに「はずしたやつどこにあります?」と聞いたところ、、、「処分しました」、、、「あ~~っ (ToT)」(大泣) すぐに「このマークのところが銀色のやつが欲しいんだけど交換してくれない?」って言ったのですが、時すでに遅し手に入らない状態でした。うぅぅ。

ったく、勝手なことをしないでほしいです。プラスティックの割れはプラリペアでしょ。もしここを読んでいる方でベンツマークが銀色のカバーのストックをお持ちの方がいらっしゃいましたら是非大泣きの私に譲ってください。メールお待ちしておりますm(_)m こんなこと書いてしまったら某オークションで高値確実かっ!なんて。左上の写真は在りし日の Protective Cap (涙)

「キー」の話

Key Case #1Q:このクルマのキーは何本?
A:キーは全部で5本。正確には2個と3本。
← 左の写真が5本のキーが入る半透明のプラスチック製ケースです (拡大可)



Key Case #2内部は5本のキーがきちんと収納され、保持されるように作られています。片面には現在では考えられないような大きくて無骨なリモコンキーが2つ。側面には鉄製のキーが折りたたまれていてボタンを押すと飛び出します。
内部の電池(ボタン電池4つ)はかなり持つようで1993年から一回も交換されていません(詳細はこちらの投稿で)
ひとつは自分で穴を開けてキーリングを付けてしまいました。詳細はこちら

Key Case #3そしてもう一方には3本のキー。
左からマスターキー、中央が財布などに入れて持ち歩く予備のマスターキー、右がバレットキー(バレットパーキングなど第三者にクルマを預けるときに渡すキー。ドアの施錠開錠、エンジン始動のみ可。トランクおよび車内の小物入れは施錠開錠できない)
MBのキーは鉄で作られているというのは有名な話です。その証拠に磁石に近づけるとピタッとくっつきます。街中の鍵屋さんでチョチョイとコピーなんてできないので紛失するとかなり痛い出費に。。。

「ボディーカラー」の話

カタログ #1   カタログ #2メルセデスの車体色というとやはりシルバーでしょうか。カタログの写真にも必ず登場します。下取りに出すときにもシルバーは若干買取値が高いとも聞きます。
当時、カタログ上で写真に使われていた車輌はアルマンダインレッドでした。’94、’95モデルのカタログ上でも同じくアルマンダインレッドのボディが撮影に使われています。
そのせいなのかカブリオレに限ってアルマンダインレッドの車体に遭う確率が高いような気がします (気だけかも :ase: )

ちなみに今まで見たことがある色の組み合わせは

車体 サッコプレート 室内
ブリリアントシルバー 濃いグレー
ブルーブラック 濃~いグレー
アルマンダインレッド 濃いレッド
ベージュ
ベージュ
グリーン グリーン ベージュ
パールブルーσ(^_^) くすんだ青

2009.3.18 追記:
当時のカタログを Page Flip で見られるようにしました。
1993 Mercedes-Benz 320CE Cabriolet Catalog

「ナンバープレート・ランプ」の話

ナンバープレートランプのケーブルW124はブレーキランプ、方向指示器のランプなどが球切れするとメーター内の球切れ警告灯(黄色)が点灯します。リアのナンバープレートランプが点灯しなくなったときにも点灯するのですが、このトラブルシューティングが結構厄介なんです。
なぜ厄介かというと、球は切れていなくて途中で断線しているときがあるのです。ナンバープレート・ランプが点灯しなくなったら、最初に球が切れていないか調べ、球が切れていないとしたら次は左の写真のところで断線している可能性大です。セダン、ワゴンはどうか知りませんが、私のカブリオレはすでに2回断線しています。(写真拡大可)
最初に断線箇所を見つけるときにはちょっと時間が掛かりましたが、2回目は「どうせトランクのところだろ」と思い、迷うことなくバラしたらピンポ~ン!修理作業は比較的簡単ですので、外注しなくても自分で出来ると思います。
*注)私の場合、トランクに荷物を載せることが多々あり、トランクリッドの開閉回数が多いので他の車輌より切れやすいのかもしれません。幌の開閉テストは行っているようですが、できたらトランクの開閉テストもやっていただきたかった(苦笑)

「トランクルーム・ランプ」の話

トランクルームランプは任意に消灯可能トランクルームにはトランクリッドを開けると点灯するランプが付いています。夜間、荷物の積み降ろしを行うときにとても重宝しますが、整備作業時など昼間開放しておきたい時など点きっぱなしになって、「トランクリッドを閉めないでどうにか消せないものか?」と思ったことはありませんか?
そんなときには、左の写真(拡大可)の黄色い矢印の先にあるスイッチを赤い矢印方向に引っ張りましょう。トランクリッドは開けたまま消灯することが可能です。
。。。すでにご存知な方には「大きなお世話」の情報でした。

W124 Cab.が出てくる映画

ザ・ファームザ・ファーム 法律事務所
法律事務所に勤める主人公ミッチ (T・クルーズ) が乗っています。


W124 Cab.の記事が載っているカーグラフィック

カーグラフィック1992年9月号1992年9月号のP88から6ページ掲載されています。
試乗車は 300CE Cab (300-24V)

W124 Cab.の写真が載っている謹製カレンダー

W124Cab.写っているカレンダーメルセデスは毎年なかなかいいカレンダーを作っていると思います(今現在も)。個人的にはモノクロということも含め、この時のカレンダーがいままでで一番好きです。観た人によっていろいろな「タイトル」がつけられそうな写真、いいです。ラジエターグリル付近を見ると撮影車輌はE320 Cab. (写真拡大可)

スリーポインテッド・スターの変遷

スリーポインテッド・スターの変遷1909 年からクルマを作っているのですかっ。
カタログ から拝借しましたm(_ _)m
(サムネイルは横位置ですが写真は縦位置で開きます)