【追補】iPhone用の自作スタイラス製作手順

2009.10.29追記 :
3 日ほどいろいろな入力作業で使ってみたところ、個人的にはほぼパーフェクトだと思います。 iPhone 用のスタイラスはペン先 (スタイラス先端の画面に接するところ) の形状や固さ、接する面積でレスポンスが極端に変化するということがわかりました。スケッチ系のアプリでこのスタイラスを使うときは、プライヤ (ペンチ) でアルミパイプの先端を軽くつぶして平筆っぽい形状にしてみたりするといいかもしれません。

2010.4.1追記 :
最新版が完成しています。

» 【ほぼ最終型】 iPhone用自作スタイラス

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自作スタイラスのペン先をもう一度見直してみようと思い、新たな一本を作ってみました。

というのも、前回作ったスタイラス のペン先はちょっと剛性感を持たせすぎたようで、画面に接する角度によってはそこそこ筆圧を加えないと反応しない時があり、ちょっとイライラが増してきたからであります。

ただ単に作り直してもおもしろくないので、SketchBook MobileX
という無料のスケッチ・アプリ (ペイント・アプリ) で快適に使えるように最適化し (気持ちだけ )、なおかつ作業工程を減らし、できるだけ簡単に作るというのを目標にしました。

今回は細かいところの説明は省きますので、前回作った手順も合わせてご覧下さい。

• 前回作ったもの： iPhone用の自作スタイラス製作手順

材料と工具

:korekore: 材 料

• 3.5cm 角の静電気除去マット
• 直径 8 mm のアルミパイプ
• 7 mm の末端保護キャップ
• 熱収縮チューブ
• 割り箸

:korekore: 工 具

• 金属用ノコギリ (アルミパイプ切断)
• 金属用ヤスリ (アルミパイプ切断面面取り)
• 竹串
• カッター、定規 (熱収縮チューブ切断)
• ドライヤー (熱収縮チューブ加熱)
• 接着剤 (アルミパイプに突っ込む割り箸と静電気除去マットを接着)

手 順

1. アルミパイプを好きな長さに切り切断面を金属用ヤスリで面取りする。今回は先端のエッヂを下の写真のように面取りしました。

   

2. 3,5cm 角の静電気除去マットの中心部をアルミパイプの中心部と合わせて、竹串等を使ってちょっとずつアルミパイプの中に入れていきます。気長にやって下さい。

   

   今回はペン先を柔らかめに仕上げるのが目標ですが、何も入れないと柔らかすぎたので静電気除去マットの中心部に 1cm 角ほどの静電気除去マットを重ねて突っ込みました。ちなみに前回は剛性感アップのため細い末端保護キャップを突っ込みました。

3. すべて中に入ったら割り箸で静電気除去マットをゆっくりと先端部分まで移動させます。

   

   イッキに押すと静電気除去マットがアルミパイプから飛び出してしまいます。

4. スケッチ・アプリ SketchBook MobileX で使用感 (反応) を確かめつつ、今回は静電気除去マットを 9mm ほど飛び出させました。

   

   9mm 以上飛び出させると柔らかすぎてキーボード入力の時に使いづらくなり、6～7mm だと液晶画面に接する面積が狭すぎて SketchBook MobileX で使うには反応が鈍すぎるような感じになります。

5. 熱収縮チューブを被せてドライヤーで熱を加え密着させます。

   

   写真では一枚しか熱収縮チューブが被さっていませんが、根元強化のため完成品はもう一枚被せてあります (一番最初の写真)

6. 接着剤をアルミパイプ内に入れ込んだあと割り箸を突っ込んでアルミパイプと同じ長さのところでカットします。

   

   あとは末端キャップを被せれば出来上がりです。

以上

前回作ったものは銅パイプ二重構造だったので重さが 19g でしたが、今回はアルミパイプで中は割り箸なので半分の 9g に仕上がりました。

iPhone は指で操作するのが一番反応がいいことからもわかるように、ある程度の面積を持ったペン先が液晶に接しないと快適に反応しないようです。かといって、接する面積が広すぎると文字入力で使用するときに使いづらかったりしますのでムズカシイですね。

では早速、SketchBook MobileX で試し描き
。。。 絵のレベル低すぎ ｗｗｗ