光のタイプに続き、今日は光の方向です。

光の方向とは、撮影時にどういう方向から被写体に光が当たっているかということです。簡単ですね。それは前からだったり、横からだったり、後ろからだったり、真上からだったり、下からだったり。。。

屋外で撮影している場合、光の位置(通常は太陽)は自分の思うとおりに動かせませんので(リゾートに行って撮影していると仮定してです。特殊なセットを組めばどうにでもなりますがリゾートでそんなことやる人はいませんので(笑))被写体に当たる光の方向を変えるには撮影者が移動します(撮影者が移動することを「アングルを変える」と言います。アングル=撮影位置=被写体をどこから撮るか)(被写体が人物の場合は、被写体が動くことでも変わります。向きを変えるだけで変わります)

下の写真は同じ時間に同じ被写体を撮影したものですが、フレーミング(画面構成)はほぼ同一でも撮影場所を変えるだけで、順光(前からの光)と逆光(後ろからの光・この場合は半逆光と言ったほうが正確かもしれません)の二種類の写真が撮れます。

半逆光 順光

光の方向とアングルは密接に関係していて、さきほどの撮影例は10mほど横に移動していますが、数cmアングルを変えただけでライティングが変わってしまうということは良くあることです(反射するものを撮影したりマクロ撮影のときはそれが顕著です。食事関連で挙げるならフォーク、ナイフ、スプーン、皿、ビン、グラスなど。他にも時計、クルマ、携帯などなど挙げればキリがありません)また、アングルを変えると言うことは同時に背景に写ってくるものも変えてしまいます。

【アングル移動による撮影例】
アングル#1 アングル#2

ほんの少しアングル(撮影位置)を変えただけでキーホルダーのプレートの濃度、キーの表面、背景、被写体のフォルム、などが変化しています。したがいまして、撮影するときには「光の方向」「アングル」「背景」を常にひとまとめにして考える必要があります。

屋外の撮影では、「光の方向」は被写体が美しく見え、なおかつ自分が撮影したいアングルから撮れる時間と場所を選択します。そうすれば「アングル」の移動が最小限で済み、おのずと「背景」に写ってくるものもある程度限定できますので、自分が考えている写真に近いものが撮影できる可能性が高くなります。また、被写体自体が動かせるものであれば、動かすことでライティングとアングルを同時に変えたのと似たような行為になりますので背景を重要視している場合などには有効な手段でしょう。

コツさえつかめば、すべて同時に考えられますが、最初はすべてを同一線上で考えられません(私はそうでした)。。。どうしたらいいかというと「目に入ってくるものをできるだけ被写体としてとらえ、光がどこから当たっているか、背景はどうか気にする」「とにかく撮ってガックリするσ(^^;)」「ほかの人の写真(写真集、雑誌、広告、WEB、カタログなどの写真)をよく見て同じような撮り方をしてみる「見る」と言うよりは「読む」と言ったほうが正しいかも

次回はそのあたりのことを。。。

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