#6でコメントさせていただいた中で書かせていただいた

「どこから光が当たっていて、その光はどういうタイプの光なのか」

ということをもう少しわかりやすく説明しようと思います。

まず「光のタイプ」について
被写体に当たっているメインの光だけを単体で考えた場合です。被写体の周りに存在するものに反射したりして被写体の描写に影響している光は無視。

  • ダイレクト光
  • 一番身近なダイレクト光はビーチリゾートには欠かせない太陽の光、いわゆる直射日光です(太陽光のことを自然光と言います。覚えておきましょう)人工的な光(人工光)としては、部屋の中のスポットライトなど*小さな電球を使った直接照明がダイレクト光と考えられます。クルマのヘッドライトや懐中電灯の光もダイレクト光です。もちろんストロボを被写体に対して直接発光させた場合もダイレクト光です。
    特徴としてハッキリとした影がでます(エッジがシャープな影がでます)

  • バウンス光(反射光)&ディフューズ光(拡散光)
  • バウンス光は反射した光ですのでビーチリゾートの中で自然光によるバウンス光と言えば白砂に反射した光でしょうか。雪面に反射した光も代表的なバウンス光です。建物の壁面などに反射した光もバウンス光です。人工光ではリビングなどで用いられる*間接照明がバウンス光になります。反射する面に色が付いていると色カブリと言って色の付いた光が反射されて被写体が忠実な色で写らないのでそういった環境下で撮影する場合には注意が必要です。
    おおざっぱに言うと「面」に反射した光=バウンス光です。
    高層ビルなどに用いられている反射率の高いガラスや鏡などに反射した光は、元になっている光がダイレクト光ですとそのままの光が被写体に照射されてしまうのでバウンス光からはずしておきます。

ディフューズ光は自然光で言うと曇りもしくは雨天の日の光です。
昼間ですと上空に太陽は出ているはずですが、その下に雲が存在するため直射日光が拡散されやわらかい光となって地上に降り注ぎます。ビーチリゾートで拡散された光といえば晴れた日の白いパラソルの下などに存在しています(もちろんその周りを白砂の砂浜が取り囲んでいたらバウンス光とディフューズ光の合わせ技となります)。人工光のなかでディフューズされた光というと、ホテルの部屋にほとんどと言っていいほど設置されている光を透過する傘の付いた*電気スタンド*不透明なガラス球や和紙の箱などに電球を入れてあるような照明装置などがディフューズ光をつくりだしています。

「面」を通過することによって拡散された光=ディフューズ光です。
バウンス光、ディフューズ光ともに
特徴としてボヤッとした影がでます(エッジがぼやけた影がでます)

* 照明器具の中にはダイレクト・バウンス・ディフューズの合わせ技を発揮するものが多々あるので明確に分類するのは困難なのですが、目安ということでおおざっぱに分類させていただきました。あまり細かいことは言わないでね(笑)

「お前、文章長すぎ!」と言われそうなぐらい毎回ダラダラと書いていますが、
今回はここからが本題です(^^;)
と思ったら、「ナント、飲みに行く時間になってしまった」ので
この続きは次回の「Making of BRP」のエントリーで。。。m(_ _)m